


私たちは、30年近く、地域の不登校児童の支援を行ってきました。もともとは、空手などの武道教育を通じて口コミで広がった支援ですが、「学校には行かれないけれど、道場には通える」という小中学生が、保護者と一緒に当団体の門戸を叩いてきたことから、数多くの子どもたちの不登校問題をサポートしてきました。
不登校になる理由はさまざまです。家庭環境が影響しているという専門家もいれば、家庭環境は関係ないという専門家もいて、悩みを抱える保護者にとって、多くの情報に振り回されがちです。
私たちは思うのです。「学校」に執着しなくていいのだと。学校に行かないことで、ちゃんとした社会人になれないわけでも、生活困窮に陥るというわけでもありません。
「学校には行かない」という選択肢と価値観、新しい生活様式を認め、それゆえに「生きる力」を蓄えることには徹底的にこだわる必要があります。まずは武道で心身を鍛えること。この武道教育を通じて社会を学び、我慢を育み、肉体的にタフになることで新しい価値観を創出します。武道で得られる心身の強さは、美意識を生み出し、それから社会で生き残れる学力を身に付けることに通じます。学力不足では、社会人になってから不利になることは言うまでもありません。高い学力は、学校へ行かなくても基礎学力からしっかり身に付けていけば、独学でどこまでも勉強が出来るように成長します。私たちは「勉強を教える」のではなく、「勉強のやり方を教える」ということにこだわって、元進学塾講師や元学校教諭が指導をしています。
「せめて高校ぐらいは」という保護者がいらっしゃいますが、もちろん本人の意思を最優先にして、通学の必要のない通信教育の高校をご紹介もできますので、お気軽にご相談いただければと思います。
子どもは地域や社会の「宝」です。勇気をくじかれてしまった子どもたちの不登校問題を、家庭と学校だけの問題にすることなく、地域で手を差し伸べられる社会にしていきたいものです。
相談や面談は、何回でも無料です。お気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。