

私たちは、長年の支援現場の経験から、「傾聴」だけでは、問題解決が遠くなるのを感じています。精神科医ロジャーズの高度な三大傾聴法を、誰もが簡単に実践できるものではありません。私たちは、行政機関や福祉事務所等がなかなか実現できない、NPO的「少し強めに背中を押す」をコンセプトに活動しています。そもそも、ひきこもり当事者すべてが精神的問題を抱えているわけではなく、本人が、ひきこもり状況を脱したいと苦悩している場合もあります。当事者の苦しみを緩和し、家族の負担を軽減し、社会の担い手としての一歩を踏み出すお手伝いができればと考えています。
傾聴と共感はもちろんベースにありますが、当事者からみて価値観の合わない支援者が、本人の好まない方向性に引っ張っても、心を開くことはなく、頑なに抵抗をするものです。必要なことは、当事者の求める生活スタイルや価値観、ニーズをベースにした「リアルなプラン」設計を行うことです。生活自立・社会自立・就労自立といった、一般社会の「右にならえ」の支援ではなく、当事者のマイノリティな自立の在り方、価値観を可能な限り尊重することだと考えています。
当事者は、今の生活を変えることに不安があります。そして両親が亡くなり、遺産を使い果たしたあとは、否応なく金銭的に困難な状況に陥ります。そこからの自立は、年齢的にも困難を極め、結果的に社会的保護を受けざるを得なくなり、とても窮屈な生活が待ち構えています。
私たちは、本人主体のオリジナルでオーダーメイドな支援を実施し、、新しいカタチの就労準備支援も展開しております。相談や面談は、何回でも無料です。お気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。
どうかご家族だけで、この問題を抱え、解決しようと思わないでください。当事者も大切な社会の担い手です。少しでも早く社会に巣立てるよう、一緒に取り組んでいきましょう。
